J-POP (電気グルーヴのアルバム)

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J-POP
電気グルーヴスタジオ・アルバム
リリース
録音 2008年
MONTAG STUDIO
KI/OON RECORDS "COMPAL" STUDIO
AOBADAI STUDIO
ジャンル テクノ
時間
レーベル キューンレコード
プロデュース 石野卓球
チャート最高順位
電気グルーヴ アルバム 年表
電気グルーヴとかスチャダラパー
2005年
J-POP
(2008年)
YELLOW
(2008年)
『J-POP』収録のシングル
  1. 少年ヤング
    リリース: 2007年12月5日
  2. モノノケダンス
    リリース: 2008年2月14日
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J-POP』(ジェー・ポップ/ジェー・ピーオーピー)は、日本のテクノユニットである電気グルーヴの9作目のアルバム

2008年4月2日キューンレコードよりリリースされた。

解説[編集]

前作『VOXXX』から数えて8年2ヶ月ぶりのオリジナルアルバムであり、21世紀に入ってからは初のアルバムである。活動休止や各々のソロ活動、電気グルーヴ×スチャダラパーでの活動などを挟んでのアルバムリリースとなる。歌詞カードに歌詞が載っておらず、桑田乃梨子作のアニメ『だめっこどうぶつ』(2005年キッズステーションでアニメ化)の"うる野が森にやって来た!"から"さようなら、うる野くん"までの選り抜きのエピソードのアニメ映像を使ったコミック(いわゆるフィルムコミック)になっている。[1]


初回限定版には先行リリースされたシングル、「少年ヤング」と「モノノケダンス」のPVを収録した特典DVDが付属する。

2008年2月から、オフィシャルサイト内に「ワークショップ」というページが開設され、アルバム収録予定曲のデモ音源をリリース前に公開、随時更新し、曲が出来上がる過程を時間軸を追って疑似体験できる試みがなされていた。しかし、最終更新時にアップされた石野からのメッセージで企画自体やらせであったことが発覚した[2][3][4][5]

収録曲[編集]

DISC1-CD[編集]

全作詞: 石野卓球、ピエール瀧、全作曲: 石野卓球。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.うる野が森にやって来た!(Uruno Ga Mori ni Yattekita)石野卓球、ピエール瀧石野卓球
2.月とアタリメとユニコーン(Moon and Atarime and Unicorn)石野卓球、ピエール瀧石野卓球
3.追いつめて追いつめられて しろつめ草(Oitsumete, Oitsumerarete Shirotsumekusa)石野卓球、ピエール瀧石野卓球
4.緑の悲劇(Midori no Higeki)石野卓球、ピエール瀧石野卓球
5.怪傑もち小僧とネコ科乙女たち(Kaiketsu Mochi-Kozo to Neko-ka Otome Tachi)石野卓球、ピエール瀧石野卓球
6.だめ神様、お願い!(Dame lord, Onegai!)石野卓球、ピエール瀧石野卓球
7.真夏の夜のきもだめし(Midsummer Night’s Kimodameshi)石野卓球、ピエール瀧石野卓球
8.らぶらぶ馬温泉(Love Love Uma-Hot Spa)石野卓球、ピエール瀧石野卓球
9.仲間にいれてよ!(Nakama ni Irete Yo!)石野卓球、ピエール瀧石野卓球
10.ゴロゴロむちむちお正月(Gorogoro Munchmunch Oshogatsu)石野卓球、ピエール瀧石野卓球
11.嫉妬の炎はメラメラと(Shitto no Honō wa Meramera to)石野卓球、ピエール瀧石野卓球
12.さようなら、うる野くん(Sayounara, Uruno-kunn)石野卓球、ピエール瀧石野卓球
合計時間:

DISC2-DVD –Music Clips[編集]

*初回限定盤のみ付属

  1. 少年ヤング
  2. モノノケダンス

特典映像

  1. 世界でいちばんボクが好き!』(『だめっこどうぶつ』オープニング映像)
  2. 『ライフイズフリー』(『だめっこどうぶつ』エンディング映像)

曲解説[編集]

  1. 完璧に無くして - Kanpeki Ni Nakushite
    レコーディングされた楽曲では2005年頃に製作されており、アルバム収録曲で制作時期が古かった。
  2. エキスポ ヒロシマ - EXPO Hiroshima
  3. ズーディザイア - Zoo Desire
  4. いちご娘 - Ichigo-Musume
    後に『いちご娘はひとりっ子』という歌詞付きでリアレンジされ、2017年の『TROPICAL LOVE TOUR』で初披露されてアルバム『30』に収録されている。
  5. 半分人間だもの - Hanbun Ningenn Damono
  6. モノノケダンス(Album Mix) - Mononoke Dance
  7. アルペジ夫とオシ礼太 - Osclator To Arpeggio
  8. 少年ヤング(Album Mix) - Shonen Young
  9. スーパースター - Super Star
  10. 地蔵 - ZIZO
  11. シュチェチン - Szczecin
  12. リンギンベル - Ringing Bells

参加ミュージシャン[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 実際に石野は「だめっこどうぶつ」の原作とアニメ版のファンであり、音楽雑誌にて乃梨子作者と対談した事もあった。アニメ版のOPでテレビの前でバッキバキに踊り出す、プライベート時にだめっこどうぶつDVD-BOXを万引きしようかと思ったが勿論踏みとどまった程だという。
  2. ^ ナタリー - 「でんきグルーヴ」のホームページで新企画スタート”. 2012年6月27日閲覧。
  3. ^ ナタリー - 盛り上がる「でんきワークショップ」にゲスト登場”. 2012年6月27日閲覧。
  4. ^ ナタリー - やらせ発覚!電気グルーヴのデモトラック公開企画”. 2012年6月27日閲覧。
  5. ^ ナタリー - Power Push 電気グルーヴ”. 2012年6月27日閲覧。に記述があるように、もちろんジョークである。